巻き爪・陥入爪
どんな病気?
足の爪の両側の先端が内側に曲がった状態を巻き爪と言います。
親指に多いですが、他の指もなることがあります。
進行すると爪が皮膚に食い込み、痛みや化膿の原因になり、不良肉芽が見られることがあります。
食い込んだ爪の先端を切ると一時的に症状は改善しますが、爪が伸びてくるとさらに強く巻いてしまい、痛みが増します。
この様な状態は陥入爪と言います。
原因
- 靴のサイズが合っていない(大きい、小さい)
- ハイヒールや先の尖った靴
- 深爪
- 外反母趾
- 外傷
- スポーツなどでの指への負担
- 爪が薄くて柔らかい爪
治療
まずはサイズのあった靴を選ぶ、深爪しないよう注意することが大事です。
軽度であればテーピング法などを症状に合わせて行います。
また形状記憶のワイヤー治療を当院では行っております(ワイヤー代1本4000円)。
ワイヤーを装着後は日常生活の制限はありませんが、時間をかけて矯正されていくので、治るまで半年〜1年程かかります。
また爪が伸びてきたらワイヤーを取り替える必要があります。
保存的治療で症状改善が得られにくい場合は手術となります。
局所麻酔下に巻き爪の変形の原因となる爪母を切除します。
短期間の治療ですが、再発や変形の可能性があります。