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Dermatology

蕁麻疹

皮膚の一部に膨疹と言われる少し膨らんだ発疹が現れ、しばらくすると消えてしまいます。


症状

急激に発症する膨疹は蚊に刺されたあとに似ていて、非常に強い痒みを伴います。
1cmくらいから地図状に広く広がることがあります。
多くは数時間のうち、長くても1~2日以内に消失します。
中には慢性的に経過することもあります。


原因

皮膚マスト細胞からヒスタミンなど痒みやむくみを誘導する成分が分泌することで発症します。
アレルギー性と非アレルギー性のものがあります。

食べ物が原因の蕁麻疹にもアレルギー性と非アレルギー性があります。
えび、カニ、そば、果物はアレルギー性が多く、青魚、肉類、野菜類ではしばしば食品中に含まれるヒスタミン様物質が直接血管に働くことがあります。後者の場合、その日の体調などにより症状が出たり出なかったりします。

その他の原因:抗生物質、造影剤、解熱鎮痛剤の薬剤が原因で発症することもあります。
さらにラテックスゴムや汗、寒冷刺激、温熱刺激、日光、振動などの刺激がきっかけで発症することもあります。

このように原因は多岐に渡りますが、原因を特定できるケースばかりではなく、原因不明のこともあります。


検査

血液検査によるアレルゲン検索を当院でも可能です。


治療

第2世代の抗ヒスタミン薬が主体です。
症状が抑えられない場合はH2拮抗薬やステロイドなどを使用することもあります。
慢性蕁麻疹では長期にわたり薬剤治療を継続します。
再発しないよう原因となる誘因を避けるようにします。


注意

アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤なアレルギー反応として蕁麻疹が現れることがあります。
命にかかわる場合があるので早急な対応が必要です。


予防

蕁麻疹の増悪因子となりやすい疲労やストレスをできるだけ貯めないようにする。
魚介類や肉類はできるだけ新鮮なものを摂取するようにする。
防腐剤や色素を含む食品は控えめにする。

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:眼科 :形成外科・皮膚科 ※形成外科・皮膚科の診療は月曜午前・金曜午前・土曜午前(毎週)

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