乾燥
皮膚の角層が水分を失い、皮膚面に細かい亀裂や鱗屑が見られる状態を乾皮症と言います。
さらに掻いてしまい湿疹が生じた状態を皮脂欠乏性湿疹と言います。
下腿伸側、側腹部などの体に起こりやすいです。
原因
老化や他の原因により皮膚の機能が低下し、皮脂分泌の低下に伴います。
特に冬は皮脂分泌が低下し、湿度が低下して皮膚が乾燥しやすくなります。
そのため冬に増悪することが多いです。
症状
皮膚に鱗屑が目立つ、粉を吹いたような感じ、網目状の亀裂など。
湿疹病変を伴う場合は紅斑、びらんや痂皮などが混在します。
時間が経つと色素沈着し黒ずんでいきます。
治療
ステロイドや保湿剤の外用 入浴後二十分以内に保湿剤を塗布する。
生活環境の改善、ライフスタイル。
痒みが強い時は抗アレルギー薬の併用。
予防
入浴時にタワシやブラシで強くこすらないようにする。
泡だてて手で洗う。
加湿器を使用する。